オズの魔法使い

またバイトの面接に落ちた。

これで4回目くらい。

面接に行って上手くいかなくて喫茶店に入って珈琲を飲みながら項垂れるのが最近のルーティンワーク。

学んだ事は御多福珈琲はエアコンが効きすぎるのでホットを頼んだ方がいいと言う事位。


会社員をしたり販売員をしたり色々してきたけどどれも長く続かなくて自分にはもう就労は無理だと思うのだが頭の中のマトモの方の自分が「働いた方が良いのでは…」と仕切りに話しかけてくるのだ。


何が悪くて落ちるのかよく分からないけど心のどこかで採用されない理由がなんとなく分かる気がする。気だけなのだけど。


やり始めるのに年齢は関係ない、遅すぎる事はないと人には言うけど来年25才になるのでそろそろ腰を据えていきたいという気持ちがあるのにどこか刹那的な自分の性格に酔っている所があるのでどうも上手くいかず、かと言って焦っている訳でもなく焦らない自分にとても不安を覚える。


上手くいかなかった日には頭の中に私が唯一洋画で最後まで見られた(ハリーポッターすら見られなかった)オズの魔法使いの「虹の彼方に」を聴く。


Birds fly over the rainbow

Why then, oh why can't I?

(鳥達が虹を超えていけるのに、どうしてあたしにできないの?)


If happy little bluebirds fly beyond the rainbow

Why, oh why, can't I?

(もし、幸せな小鳥達がその虹を超えて行けるなら、あたしにもきっとできるはずよ)


隣のおばさんの吸ってるタバコからチェリーみたいな甘い匂いがする、何の銘柄だろう…